神山健治監督最新作『009 RE-CYBORG』製作発表された。
無料でPVも公開されている(期間限定とも聞いているが...)。
ちょうど一昨年、CEATEC JAPANにて押井守監督版の『009 THE REOPENING』が公開されていた。まさか神山健治監督で長篇化とは想像が付かなかったので大変驚いている。
神山健治版のPVは押井守版と非常に似たカットで構成されている。押井守版でも脚本は神山健治となっていたので同一の脚本から制作されたものと思われる。制作スタッフに関してもキャラクターデザインが麻生我等氏、美術監督が竹田悠介氏、プロデューサーに石井朋彦氏、そして音楽に川井憲次氏とこのあたりは両PVにて同一である。これらの共通点を持ちつつも映像的にには多くの点でまったく異なる表現である、この表現方法の差異こそ押井守監督と神山健治監督との資質の違いである。
より実験的なのはやはり押井守版であり暗い色調と緩急を付けた演出により重いイメージがある。それに対して神山健治版は漫画的なキャラクター要素を上手く取り込みポップで軽い表現方法になっている。これはちょうど映画とTV版の攻殻機動隊の違いのようにも感じる。
この断片的な映像からどんな映画になるのか興味は尽きない。
押井守監督は9月のトークショーの時点で自身の009長篇化は無くなったというような発言をしていたらしい。気になる新作もまだ公表出来る状態では無いということである。2月のトークショーでは決まったという発言もあったのだが3月の震災の影響があったのかまったく沈黙状態である。