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押井守監督の作り出す世界がとても好きである。そして監督の作品が単なるアニメとしか評価されない事が理不尽でたまらない。非常に優れた映像作家として非常に有能な職人としてもっともっと同監督の世界を知って貰いたいと願う。

2009年06月20日

『28 1/2(仮)』とその他の作品について

2月のイベントで触れられた2本の実写映画であるが片方は『武蔵』で特報が流れた『ASSAULT GIRLS』であり、もう一本が『28 1/2(仮)』である。『28 1/2(仮)』はまだ全面解禁とはなっていないのか詳細に触れているところはほとんど無い。

当初の秋口という予定であればそろそろ何かリアクションがあってもいいようなものであるがどうなっているのか少々気になる。

それ以外にも一番関心が高いのは現在進行しているアニメ作品であろう。先日の武蔵舞台挨拶ではそれらしき事を発言したとの噂もあるのだがこちらもよく分かっていない。誰もが知っているXXXXXXXXだ、という噂もちらり聞いたがまだまだ先の話になりそうだ。

そしてこちらも進行しているのかどうかまったく不明の某作品の上級篇(押井守監督の弁)であるが・・・私としてはぜひ見たいのだが・・・どうなってる?

2009年06月17日

武蔵の真の姿

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先日、やっと『宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―』を見てきた。当初の危惧もいろいろあったが作品自体はとても楽しめるものであった。なんといっても単なるドラマで無かったのが幸いしたのだと思う。実時間のほとんどで武蔵を検証するための語りに終始しその裾野の広がりは単なる「武蔵」というものを離れての騎士や馬術、政治的な意図、兵法の意図するところと多方面へまで及ぶ。

それは丁度、押井守監督が毎年行っている「戦争を語る」で触れている内容を噛み砕いて説明しているものでありデティールから全体を語るという手法はこの「武蔵」においても効果的に使われている。

全体的な雰囲気はやはり『立喰師列伝』を彷彿させるがもっとユーモラスにそしてエンターティメントな手法を西久保監督は採っている。故に様々な映像を使いながらも2Dの武蔵の再現と3D+実写による解説部分もくどくならずそれでいて字幕等を使うことで理解しやすく構成されていた。さすがに押井守監督の片腕である。

それにしても気になるのは押井守監督が当初意図したものだ。パンフレットには脚本の一部が紹介されているがここには劇中でも仔細に触れられている「武士道」と共に武士や侍の清規を綴った「葉隠」にまで言及されている。残念ながらこちらはカットされてしまった。また多芸に秀でる事でダヴィンチと対比するラストが押井版ではあったが本編ではそこの部分はばっさりカットされている。しかし一番肝心な事の顛末には(当然ながら)触れられることは無かった。いずれ10年後くらいには実は・・・という話が聞ける事を願っている。

ここに予告やポスターなどで見られる剣豪武蔵の豪快なドラマは一切描かれていない。ありふれた武蔵が見たいのであればこの作品は見るべきではないだろう。むしろ武蔵というものを利用した後世の人々の姿を垣間見るには最適な映画である。虚構を描く押井守監督が今回は真実を語っている。どこまでが真実かは見る人が決めればいい。ただそれだけの事でしかない。
タグ:宮本武蔵

押井守監督作品「ASSAULT GIRLS」、特報公開される

押井守監督作品、「ASSAULT GIRLS」の特報が「宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―」上映館にて流れている。

主演に黒木メイサ、菊地凛子、佐伯日菜子の女優三名。
菊地、佐伯の二人はこれまでの2本の短編で演じたルシファーとカーネルを、黒木メイサは新しいキャラクターを演じている。

この主演の情報は既に2月の「戦争を語る」において言及されていたのであるが押井守監督自ら「まだ内緒」という事で語ることは無かった。今回特報が流れたという事で注目が集まる事は必至である。

特報で描かれていたのは「真・女立喰師列伝」で描かれたサンドワームと3人のキャラクターとの対決をスピード感のある映像で描いたもの。「真・女立喰師列伝」の一篇を長篇化したもののようである。

うる覚えであるが「狩る為に戦う」というようなキャッチコピーもあり(まるで某ゲームではないか)ドラマ性よりもCGIを駆使したアクション作品のようであり監督自ら楽しめる娯楽作品と語っていたのを思い出す。

当初秋口公開との情報であったが特報では正月公開と改められている。これは上映規模が大きくなった事の表れではないか。今後の情報に注目したいところである。
タグ:ASSAULT GIRLS

2009年06月10日

武蔵、公開迫る

いよいよ公開が間近となった『宮本武蔵−双剣に馳せる夢−』であるがいくつか面白い話題が掲載されている。

まず映画祭への招待について。
8月にスイスで開催される「第62回ロカルノ国際映画祭」で、正式招待作品として上映されるとの事。また7月に韓国で開催される「第13回富川国際ファンタスティック映画祭」にも招待され、アジアプレミアが行われるようである。

招待作品であるからどちらかといえばマーケティングとPRの要素が強いものだろう。しかし海外でどのような反応があるのかは気になる部分である。

何しろ海外の人にとっていわゆる「侍」のようなものは完全に誤解を受けているものである。特に近年の映画の題材たるや頭に?が付くものばかりだ。さらにこれまでの物語で描かれた宮本武蔵自体もほぼ架空の人物である。いわばターミネーターのようなものだ。少なくとも「五輪書」をベースにしたものは皆無である。それをこの作品がどこまで覆してくれるのかは気になる点である。

もう一点、記事中に西久保瑞穂監督は「日本人なら誰もが知る宮本武蔵を題材にしたドキュメンタリーで、浪曲を盛り込んだ音楽剣劇でもあるという挑戦作。海外の映画祭に評価いただいて心からうれしく思います」とのコメントを発表しているが、音楽剣劇という所がまた驚いた部分である。まったくどのようなものか想像が付かないが意欲的な方法を取ったようだ。

押井守監督は舞台『鉄人28号』で歌劇に挑戦していた。その影響かどうか分からないが何かしらのリンクを感じてしまう。まあ原案・脚本の押井守監督の口出しすべき点では無いのでたまたま重なり音楽劇となったのだろう。

もっとも懸念しているように脚本に関しては大幅な改修があったという事である。どこまで「五輪書」に迫りどこまで押井守監督の意図したものが反映されているかまったく分からないがとにかくこの目で見て確認したいものである。


タグ:宮本武蔵

2009年04月03日

今日はガブリエルの命日

今日は押井守監督の愛犬、バセッドハウンドのガブリエルの命日である。

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押井守監督作品の方向性を決定付けた一因でもあるガブリエル、特にイノセンスでは身体性というものの一つの形として取り上げられ準主役とも言える扱いであった。イノセンス制作中は体調を崩し介護に向かう押井守監督を見てスタッフがあわや制作中止か?とまで言わしめた存在である。

どこか墓地があるなら私もお参りに行きたいものだ。

最新作、スカイクロラで「ガブリエル」ではないバセットが登場している。これもまた新しい押井守監督を象徴するものであろう。(これ以後もバセットは登場するだろうがそれはガブリエルではないと押井守監督もどこかでおっしゃっていた。)

ちなみにスカイクロラ以前のバセットは全て黄瀬和哉氏によって描かれている。イノセンスのように人物が寡黙な分ガブリエルの演技は表情豊かであり黄瀬和哉氏の力量を確認出来る。スカイクロラでは西尾鉄也氏によって描かれそれまでとは異なるマンガチックにデフォルメされていた姿が愛らしい。